Contents
Googleビジネスプロフィールとは？
Googleビジネスプロフィール（GBP）は、Googleが提供する無料ツールで、ローカルビジネスがGoogle検索やGoogleマップ上でオンラインでの存在感を高めるためのサービスです。このツールを利用すると、顧客がビジネス情報に簡単にアクセスでき、直接コミュニケーションを取ることが可能になります。Googleマップで検索した時に表示される画面を店舗側で作成することができるサービスです。
検索結果への表示: 検索エンジンで「近くの〇〇」や「△△市の□□」などのローカル検索を行うと、ビジネスが上位に表示されやすくなります。
地図での視覚的な表示: Googleマップにビジネスの位置や詳細情報が表示され、ユーザーにとって見つけやすくなります。
Googleビジネスプロフィールの利点
1.来店のイメージがしやすい
Google検索やGoogleマップでビジネスが視覚的に目立つ場所に表示されます。これにより、近隣の潜在顧客にアプローチしやすくなります。ローカル検索とも関連する部分なのですが、検索は位置情報も含め順位を決定しています。ですので、店舗の近隣に住んでいるターゲットに直接アプローチしやすいこともGoogleマップの特徴です。加えてメニューリンクやウェブサイト、口コミなどもGoogleマップで全て確認することができるので来店する顧客が実際にその店舗で受けることのできるサービスをイメージしやすいです。
2. 信頼性の向上
食べログ事件（https://toyokeizai.net/articles/-/8527）などの影響もあり、一般ユーザーの媒体に対する評価は年々下がっています。そこでも顕著なのが口コミに対する信用性です。その点Googleマップの口コミは基本的に削除することが難しく、位置情報なども考慮されて反映されるため媒体に比べてサクラを使ったレビューが発生しづらい環境にあります。ユーザーが口コミを信じることができる点で他媒体に比べてビジネスへの信頼度が高まりやすい傾向があります。
3. お客様とのコミュニケーションの強化
Googleマイビジネスは双方向のコミュニケーションツールとしても利用することができます。具体的には口コミへの返信Q&Aへの返信など、お客様からのご意見に対してアンサーを発信することができる点も大きな特徴です。加えて、電話番号やチャット機能を利用することで、顧客と直接やり取りが可能。投稿機能を使えば、最新情報やキャンペーンを顧客に知らせることができます。
4. ローカルSEOの強化
Googleマップの順位を決定する大きな要素として位置情報があります。近くにあるお店が優先的に表示されるという仕組みなので新規開業の店舗でも対策次第ではしっかりと近隣の方に効果的なアプローチができます。
5. 分析データの提供
「インサイト」機能を利用することで、閲覧数や検索クエリ、顧客行動（電話、ルート検索など）を把握でき、効果的なマーケティング施策の計画に役立ちます。これらのメリットにより、Googleビジネスプロフィールは、地域密着型ビジネスのオンライン集客を効果的に支援するツールとして活用できます。よく店舗への営業さんが見ているんだろうというご意見をいただきます（弊社含めて）一つ見分け方として閲覧したデバイスを表示させることができるので閲覧しているデバイスがPCの場合は店舗への営業目的で閲覧している可能性が高くモバイルで閲覧しているのは一般ユーザーの可能性が高いです。（マイビジネスへのログイン→パフォーマンス→下にスクロールすると確認できます。）
インバウンド集客に有利
MEO（Map Engine Optimization）は、インバウンド観光客の集客に非常に効果的です。旅行者は目的地での店舗やサービスを探す際に、Googleマップを頻繁に利用します。MEO対策を行うことで、旅行者が検索する「近くのレストラン」や「観光名所近くのホテル」といったキーワードで、ビジネスが上位に表示される可能性が高まります。
特に、Googleマップは言語設定や位置情報を基に検索結果を最適化するため、観光客が母国語で検索しても情報が届きやすくなります。加えて、写真やレビューが充実していると、初めて訪れる観光客にも信頼感を与えやすく、来店や利用を促進します。
さらに、営業時間や対応可能な言語を明示することで、観光客に安心感を与え、競合との差別化が可能です。MEO対策を通じて、観光エリアでの店舗やサービスの存在を効果的にアピールすることができ、インバウンド需要の取り込みに有利になります。
SNSとの連携が可能
MEO（Map Engine Optimization）とSNSを連携させることで、集客力やブランド認知度を高める相乗効果が期待できます。SNS投稿で最新情報やキャンペーンを発信し、それをGoogleビジネスプロフィールにも反映させることで、検索結果からのアクセスや来店数を増加させます。また、SNSで顧客との交流を深めつつ、Googleマップのレビューや口コミを促進することで、信頼性を向上させることが可能です。
さらに、SNSのシェアによるSEO/MEOの強化や、地域ターゲティング広告とGoogleマップ情報の連携で効果的な集客が期待できます。一貫したブランドイメージを複数チャネルで展開することで競合と差別化し、無料ツールを活用することでコストパフォーマンスも高まります。
これらを組み合わせることで、顧客体験を向上させながら効率的なマーケティングを実現できます。連携方法や具体的な実践例に関心があれば、ぜひご相談ください！
MEO対策のデメリット
MEO（Map Engine Optimization）は、Googleマップ上での検索順位を最適化し、ビジネスの認知度や集客力を向上させる非常に効果的な手法ですが、デメリットも存在します。
1.継続的な管理が必要
MEO対策は媒体への掲載と異なり費用は発生しませんが、一度対策を行っただけでは効果が持続しません。定期的に情報の更新や改善が求められます。営業時間や住所変更、写真の追加を怠ると顧客に誤解を与える。競合がMEOを強化すると、自分のビジネスの順位が下がる可能性がある。Googleのアルゴリズムやレビューの内容など、自分では完全にコントロールできない要因が影響します。Googleの仕様変更による順位変動。悪意のあるレビューや、正当でない評価が影響するリスクがあります。よくあるケースとして口コミの評価1を取得してしまい順位を大幅に落とすケースです。そのほかにも定期的に大型のアップデートがあるので経営に集中しているオーナー様が見落としているケースもありなど管理の煩雑さが生じます。
2.評価に時間を要する
MEOは効果が出るまでに時間がかかる場合があります。ただ、SEOに比べると随分と効果が出るのが早い傾向はairます。実際に弊社では基本的に3ヶ月を目安に変動することが多いという案内をすることが多いです。（地域や業種により異なるため）ただ、競争が激しい業界や地域では即効性が期待できません。新規登録したビジネスは、他の既存ビジネスよりも検索順位で劣ることが多く、理由として大きな部分に十分なレビューや写真を集めるのに時間がかかることがある点があります。一部の業種や地域では、MEOの効果が限定的である場合があります。競争が激しい都市部では上位表示が難しい。特定のサービスが検索されにくい業種（例：ニッチな分野のビジネス）では効果が薄い可能性があります。
3.コストがかかる場合がある
自力で行う場合は無料ですが、実際に上位表示を実現している店舗は専門業者に依頼していることも多いです。専門業者に依頼する場合はコストが発生するのでその点は注意が必要です。資産性としては高いものなので一時的ではなく長期的な店舗運営を検討されている方は外部に委託することも一つかと思います。
4.悪い口コミの悪影響
口コミはMEOの重要な要素ですが、悪い口コミはビジネスの信頼性に悪影響を与える可能性があります。来店率が下がることに加えて順位が急激に下落することがあります。不当な低評価口コミが投稿されても、完全に削除するのは困難で口コミ削除などの業者を見かけますが実際に削除できるGoogleが不当と認めた場合を除けば可能性は低いです。競合からの嫌がらせや、購入した偽レビューの場合は申請することをお勧めします。
※2024年12月時点ではフェイクレビューは規制の対象となるため、以前と比較して影響は少なくなっています。
・ポリシー違反によるビジネス プロフィールの制限
（https://support.google.com/business/answer/14114287）
5. Googleへの依存度が高まります。
MEOに頼りすぎると、Googleのルールや仕様変更による影響を大きく受けるリスクがあります。稀にアカウントが停止されることや、Googleマップのアルゴリズム変更で順位が急落する可能性があります。そういった際のリスクが大きいので、その方かにもの集客施策を用意するなどの対策が必要です
6. 効果の測定が難しい場合がある
MEOの具体的な成果を正確に測定するのが難しいことがあります。
Googleビジネスプロフィールの「インサイト」データだけでは、実際の来店数や売上への貢献度を完全に把握できない。MEO対策は、集客やビジネス認知度向上に非常に有効ですが、継続的な管理と更新が求められる。外部要因（アルゴリズム変更やレビュー）に左右される。効果が出るまでに時間やコストがかかる場合がある。など自分でできる範囲と難しい範囲が存在するためしっかりとした運用をしていくにはある程度の知識と経験が必要になります。
Googleマイビジネスプロフィールの作成手順
※Googleアカウントを持っている方はこの章は飛ばしてください。
Step 1: Googleアカウントの作成
Googleアカウントを持っていない場合は、まず作成します。個人アカウントと別でビジネス専用のアカウントを作成していただくことをお勧めします。Googleアカウントの作成は簡単にできます！以下に手順を説明します。
1. Googleアカウント作成ページにアクセスする
ウェブブラウザで Googleアカウント作成ページ にアクセスします。
2. 必要な情報を入力する
フォームに以下の情報を入力します
名前
姓と名を入力します。
ユーザー名
希望するメールアドレス（例: example@gmail.com）。
※既に使われている場合は別の名前を選ぶ必要があります。
パスワード
安全性の高いパスワードを設定します（8文字以上で、英数字や記号を組み合わせることを推奨）。
パスワードの確認
再度同じパスワードを入力します。
3. 電話番号を入力する（オプション）
アカウント保護のために電話番号を入力します（後で確認コードを受け取ります）。
4. リカバリ用メールアドレス（オプション）
パスワードを忘れた場合の復旧用メールアドレスを設定できます。
5. 生年月日と性別を入力する
必須項目なので、正確に入力してください。
6. 利用規約とプライバシーポリシーを確認
「同意する」ボタンをクリックします。
7. 確認コードを入力
もし電話番号を入力していた場合、SMSで送られてきたコードを入力して確認します。
8. アカウント作成完了！
Googleアカウントが作成され、Gmail、YouTube、Googleドライブなどのサービスを利用できるようになります。
アカウントを作成すると、自動的にGmailアドレスが付与されます。
Step 2: Googleビジネスプロフィールの登録
1. Googleビジネスプロフィールの公式サイトにアクセス
Googleビジネスプロフィールの登録ページ にアクセスします。
2. Googleアカウントにログイン
既存のGoogleアカウントでログインします。
※アカウントを持っていない場合は、新規作成が必要です。
3. ビジネス名を入力
ビジネスの名前を正確に入力します。
例: 「○○カフェ」、「△△クリニック」。
ここに上位表示させたいワードを無理やり挿入するとアカウント規制が入ることがあるので注意してください。基本的には看板などで使用している店名を入れていただくのが安牌です。稀に認証作業がうまく進まず、動画での認証が必要になった際に看板と同表記でない場合は審査通過しませんので注意してください。
参考URL:Google に掲載するローカル ビジネス情報のガイドライン
https://support.google.com/business/answer/3038177?hl=ja
4. ビジネスのカテゴリーを選択
あなたのビジネスを最もよく表すカテゴリーを選択します。
ここの入力欄は画像の矢印の箇所に出てくる候補からしか選択できません。
例: 「エステ」→「エステティックサロン」
カテゴリは上位表示にあたって重要な項目になります。例えばリラクゼーションサロンを登録する際に「エステサロン」「指圧マッサージ」の二択が考えられますが、実施に地域名×上げたいワードで検索した時に上位表示されている店舗の設定カテゴリを参考にしていただくといいかと思います。例えば、リラクゼーションでも痩身に特化しているのであれば「地域×エステ」疲労回復に特化しているのあれば「地域×マッサージ」などがボリュームの大きいキーワードとなるかと思います。設定されているカテゴリは画像のに表記されていますので確認してみてください。
5. ビジネスの所在地を入力
実店舗がある場合：店舗住所を正確に入力します。自宅の場合は自宅住所です。（Googleマップに表示されます）プライベートサロンなどご自宅の住所を表記させたくない場合は登録後に途中までの表記に変更することも可能です。ただ、ここでは登録やオーナー確認方法がハガキになることがあるため正確な住所を入力する必要があります。
サービス型ビジネス（訪問型）：所在地を非公開にし、サービスエリアを設定します。実際に訪問するエリアを選択することができます。ので市町村や地域を入力して登録します。
6. 連絡先情報を入力
電話番号や公式ウェブサイトのURLを入力します（オプション）。
※できる限り電話番号の入力をお勧めします。理由としてこの後のオーナー確認作業が一番スムーズに進むのがSMSでのテキスト確認だからです。そのほかにも動画で申請や稀にハガキ審査が必要になりますが動画申請は一回で通すことが難しい点、ハガキ申請も2週間ほど時間がかかることが多く煩雑になります。電話番号を入力しても動画申請しか許可されない場合もありこの辺りはケースバイケースですが店舗型の住所登録ビジネスであれば基本的にテキスト認証が利用できるかと思います。選択肢に出てきたら迷わずこちらを選択してください。
7. ビジネスプロフィールを確認
入力内容を確認し、正確であることを確認してください。
8. 確認方法の選択
Googleはビジネスの実在性を確認するため、いくつかの確認方法を提供しますこの項目がオーナー認証の項目になります。Googleマイビジネスの審査のようなものです。この項目が通らず断念されるケースも多いため慎重に進めてください。
動画認証：店舗の看板や内装、外観などビジネスの実態を確認できる映像を撮影してGoogle側に送る。審査期間は通常数日です。
はがき（郵送）：登録した住所に確認コードが記載されたはがきが送られてきます。通常5日～2週間程度。
電話またはメール：一部のビジネスでは、電話またはメールで確認できる場合もあります。
できる限りスムーズに進めるために電話の通話かSMSでのテキスト送付を選択していただくことをお勧めしております。もし、この段階で審査落ちしてしまったなどあればプロに依頼していただいた方がスムーズに進むケースも多いです。
この認証作業が完了の後Googleビジネスプロフィールがweb上に公開されます。
MEO対策のためのGoogleマイビジネス運用編
MEO対策で重要な項目は大きく分けて3つです。「口コミ」「NAP情報」「情報の充実度」
これまでの章でGoogleマイビジネスの作成は完了しているかと思います。ここからはMEO対策のためのGoogleマイビジネスの運用について解説していきます。まず、Googleが大切している考え方として一番は顧客ファーストであることが信念にあります。例えばユーザー目線で考えたときにデート中口コミのいい飲食店を見つけてGoogleマップ上では営業中と表記されているのに閉まっていた。こういったケースはユーザーとしてはとても不満の募る状況ですのでとても嫌われます。こうならないように常に正確に更新するというのが一番大事な考え方です。
プロフィールを完成させる
ビジネスの詳細を充実させます業種によって追加できる項目が異なりますが、おおまかにはGoogleビジネスプロフィール（旧Googleマイビジネス）では、ビジネスの情報を詳細に登録することで、Google検索やGoogleマップ上での視認性を向上させることができます。以下に、登録可能な情報の詳細をまとめます。
1. 基本情報
- ビジネス名
公式のビジネス名を正確に入力（キーワードの詰め込みはNG）。 - 住所
実店舗の場合は正確な住所を記載。訪問型ビジネスの場合は住所を非公開にしてサービスエリアを設定可能。 - 電話番号
顧客が直接連絡できる電話番号を記載。市外局番を含めるのが望ましい。 - ウェブサイトURL
ウェブサイトURL欄にはホットペッパーやなどの媒体ページのリンクを設定することもできますが、公式サイトのリンクを追加することを推奨しております。 - 営業時間
通常営業時間、定休日、祝日や特別営業時間を設定。
2. サービス情報
- 提供するサービスや商品
ビジネスが提供する具体的なサービス内容を登録可能。価格や詳細説明を加えると効果的。 - カテゴリー
業種を示すメインカテゴリーを選び、必要に応じて追加のサブカテゴリーを設定。
3. ビジュアル情報
- 写真や動画
- 店舗外観：顧客が店舗を見つけやすくなる。
- 内観写真：店内の雰囲気を伝える。
- 商品・サービス写真：魅力的な写真で顧客の関心を引く。
- チーム写真：信頼感や親近感を醸成。
動画もアップロードでき、さらにインパクトを与えられます。
- ロゴ・カバー写真
ブランドの認知度を高めるロゴと、Googleマップ検索で目立つカバー写真を設定。
4. 属性情報
- ビジネスの特性や利便性を示す情報を追加可能：
- Wi-Fiの有無
- 車椅子対応可否
- テイクアウト・デリバリーの有無
- 対応可能な言語など
※これにより、特定条件での検索結果に表示されやすくなります。
5. 投稿情報
- 投稿機能
最新情報やキャンペーン、イベント情報を定期的に発信できます。以下の投稿が可能：- 新商品・サービスのお知らせ
- セールや割引情報
- 期間限定のプロモーション
6. 口コミとQ&A
- 口コミを積極的に取得する：満足した顧客にレビューをお願いする。
- 良いレビューには感謝を伝える。
- 悪いレビューには真摯な態度で対応し、改善意欲を示す。
- ※迅速で丁寧な対応が重要。（悪い口コミもいい口コミにも必ず返信してください）
7. その他の設定
- サービスエリア
訪問型ビジネスの場合、対応可能なエリアを登録可能。 - 予約ボタン
予約システム（Googleがサポートするプロバイダー）を利用して、プロフィールから直接予約を受け付ける。 - 特別な日程情報
祝日やイベント時の営業時間を特別に設定可能。
8. 分析データ
- インサイト機能
顧客がどのようにビジネスを見つけ、どの行動を取ったか（電話、ウェブサイト訪問、ルート検索など）を確認可能できます。
これらの情報を正確かつ詳細に登録し、定期的に更新することで、顧客に正確な情報を提供し、信頼性を高めることができます。
MEO対策の基本NAP情報の統一
1. NAP情報の一貫性を保つ
しっかりとどこの媒体に自社の情報が載っているか把握しておくことが重要です。最近では無料で勝手に掲載されるような媒体が増えていますので、定期的に自社の店名、住所などを検索して情報を確認するようにしてください。その上でNAP情報が以下の場所で一貫しているか確認しましょう。
※情報が古ければ更新してください。
・Googleビジネスプロフィール
・公式ウェブサイト
・SNS（Instagram, Facebookなど）
・外部掲載サイト（食べログ、ホットペッパー、Yahoo!ロコなど）
2. 正確な住所表記
郵便番号や階数、部屋番号を含めて詳細に記載することが基本的にはベストです。
例：
正確な表記：東京都渋谷区渋谷1丁目1-1 渋谷タワー101号
NG表記：渋谷区渋谷 渋谷タワー
3. ローカルキーワードを活用
説明文に地域名を含めることで、ローカル検索に対応させることができるのでこの点も実施していただきたいのですが、ここで欲張って別の地域を入れたりするとGoogle側が混乱するので実際に実態のあるローカルワードを使うことが望ましいです。
ダメな例：
「新宿、渋谷の和食レストラン」
「新大阪、梅田の美容院」
4. 電話番号の統一
市外局番を含む番号を使用（携帯番号より固定電話が信頼性が高い）。
推奨例：03-1234-5678（市外局番含む）
非推奨例：1234-5678（市外局番なし）
5. スキーママークアップを実装
公式ウェブサイトに構造化データ（スキーマ）を設定し、検索エンジンがNAP情報を正確に認識できるようにすることで公式サイトとGoogleマイビジネスの連携が認められやすくなり、NAP情報の強化としてMEO対策で有利に働くことがあります。
NAP情報の管理ツール
NAP情報を管理するために様々なMEOツールが存在します。有料から無料のものまで様々ありますが、以下に一部を紹介しますので、興味ある方は検討してみるもいいでしょう。
Googleビジネスプロフィール
公式の管理ツール。ビジネス情報を簡単に更新できます。
Moz Local
NAP情報の一貫性を監視し、複数サイトでの情報を管理できます。
Yext
NAP情報を複数プラットフォームで一括管理するためのツール。
NAP情報はMEO成功の基盤であり、一貫性が最重要です。定期的に情報を確認し、最新かつ正確な状態を保つことで、検索エンジンと顧客の信頼を得られます。
来店したくなる状況作り
1.ユーザーが来店したくなる高品質な写真を掲載
実店舗、商品、サービスの写真を定期的に更新して画像を常に新鮮な状態にしておきます。実際に検索画面で表示されるのはカバー写真と追加した画像2枚が表示されることが多いです。ここで表示される画像を指定することはできませんが、カバー写真に設定しておくことで優先的に表示されやすくなります。
2. レビュー管理
Googleマップの口コミへの返信は、ビジネスの信頼性向上に重要です。以下はそのコツです。
まず、迅速な返信が誠意を示す鍵です。ポジティブな口コミには「ご来店と素晴らしい口コミをありがとうございます！」など、感謝の言葉を伝えましょう。一方、否定的な口コミには冷静かつ誠実に対応し、「ご期待に沿えず申し訳ございません。改善に努めます」といった姿勢を示します。問題が複雑な場合は「詳細を伺いたいのでご連絡ください」と個別対応を提案しましょう。
また、ブランドに合ったトーンを保ちつつ、自然にキーワードを含めることでSEO効果も期待できます。同じ返信を使い回さず、口コミ内容に応じた丁寧な対応を心がけ、最後に感謝の言葉を添えることも大切です。
適切な返信を続けることで、顧客の信頼を築き、ビジネスの印象を向上させましょう。
3. 投稿機能の活用
新商品の紹介、キャンペーン情報、イベント告知を頻繁に行うことで積極的にGoogleマップを利用していることをアピールしましょう。顧客がGoogleマップに抱く不安は「この情報は正しいのか？」ここが大きなウエイトを占めるので積極的な投稿をすることでGoogleマップにしっかりと住所、営業時間を反映している店舗だと認知をしてもらうことが重要です。
4. キーワードの最適化
プロフィール説明や投稿にローカルキーワードを適切に盛り込む（例: 「大阪の安い居酒屋」）口コミなどでワードを適切に盛り込んでいただくことで反応するケースも多く、このケースで検索結果に表示されたユーザは来店につながりやすい傾向にあります。
例えば画像の例ですと「大阪 マッサージ」というワードで検索した際にマッサージに関連した口コミが入っている店舗が上位表示されているので、サービスの口コミを直接見るサービスに対して意欲の高い層にアピールできる利点があります。コツとしてお客様に口コミをいただく時に「満足していただたサービスについてアンケートをいただければ幸いです。」などの形で伝えていただくと自然とサービス名が入った口コミを取得しやすい傾向があります。
5. 被リンクの活用
被リンクとは簡単にいうと他のサイトから自社のマップリンクを貼り付けてもらうことです。地域関連のウェブサイトやブログからリンクを取得し、信頼性を向上させることでGoogle側への認知度を高めることができます。
まとめ
Googleマップはユーザーの店舗選びに必須のツールになっています。今までは放置していた店舗オーナーもこれから開業される店舗オーナーも上記の注意点を踏まえてしっかりと運用すれば確実に効果は伸びていきます。重要な考え方としてユーザーの役に立つ情報、ユーザーが欲しい情報を心がけて更新していただくことが根本的な考え方です。
弊社でも今まで数百社以上のGoogleマップの運用を実施してきました。その中でたどり着いた結論としてしっかりと口コミをとる。ネットに正しい情報をあげる（WEBサイトの制作含めて）ことでユーザーが迷わない導線設計をすることがGoogleマップ上位化に大きな効果をもたらします。実際にご自身で運用されていてうまくいかない。これから運用したいけどやり方がわからないなど、私共がお力になれることがございましたらお気軽にお問い合わせください。
